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対面で話すときの接し方|面接からプレゼンまで


■面接で見られていること、それは所作

この頃、毎週、採用面接を行ってます。

海外からの学生、そして日本国内の学生・・・。

で、もうすぐ、就活が始まると思うので、一つ学生の皆さんにお伝えしておきますね。

「所作は口ほどに物を言う」

ってことです。

面接だと、話をする内容が大切だと思ってるでしょ?もちろん、それも大切。

でもね、それと同じぐらい、あるいは時にそれ以上に「所作」、つまりは「体の動き」から、いろんなメッセージを発しちゃってますよってことをお伝えしておきます。

「目は口ほどに物を言う」

って言うじゃないですか?

でも正確には、

「所作は口ほどに物を言う」

なんですよね。

その中でも目は特に多くのメッセージを発っしちゃうので、気をつけてねっていうのが正しい。

自身がある人と自信がない人

他人に気配りのできる人とできない人

人前で話した経験が多い人と少ない人

こういうののは、ほとんど所作でわかっちゃうものなんですよね。

なんなら、

この人は、ものすごく熱心に仕事に取り組んでくれそうだなー、

とか、いや反対に、

こいつめっちゃさぼりそうだなー、

とか、仕事の出来不出来も、結構分かっちゃうものなんですよ。

面接中の所作で・・・。

■所作がすべてではないが

あ、もちろん、「所作」に出ないところもあるんですよ。

だから質問を通して、ああ、そっか、そういう面もあるんですね、っていうのを確かめています。

でも、あえて今日は言わせてもらいます。

所作から得られる印象と、じっくり話を聞いて得られる印象を比較すると、9割ぐらいの人が、ほとんど見た目通りなんですよね。

つまり、何時間もかけて面接をしなくても、ものの2,3分で「この人いいね」「この人はちょっと厳しいね」ってのがわかっちゃってるってことなんです。

いやほんと、これ、僕の独断ではなく、多くの人事採用担当者さんが言ってることなんです。

でも、その思い込みに間違いがある場合もあるので、確かめるために面接をしている。

でも殆どが最初の印象と変わらないなって・・・。

じゃ、どうやって「肯定的な印象」を作れますか?って話ですよね。

はい、いい方法があるんですよ。

■自分の所作を見つめなおす「自撮り」

スマフォで自分を撮影しちゃってみてください。

で、研究してみたらいいんですよ。所作が与える影響を・・・。

面接の質問に答えている風のトークを、動画で撮影するんですね。

できたら、自分だけではなく、複数の人で撮影をし、比較しあってみてください。

で自分の映像を見てみると・・・。

「えー、こんなにひどいの?」

ってのがわかります・笑。

で、なんで「ひどい」って感じがでちゃうんですかね?

なぜ「所作」から、肯定的な印象、否定的な印象が生まれてしまうのか?

仕事ができそうな人とできなさそうな人の見た目の違いは何か?ってことです。

■余計な動作「ノイズ」

一つ、ポイントを話しておきましょう。

話をしている時の「ノイズ」の有無が、印象に影響を与えています。

話している内容と無関係な動き、これを「ノイズ」と言います。

言葉とは裏腹の視線や表情、話している内容をアシストしていない手の動きなど・・・。

そうした諸々の「ノイズ」が、自信のなさや、性格の歪みを伝えちゃってるんですよね。

そうしたノイズを止めてみてください。

動画で発見したら、少しずつ、矯正してみるんです。

それでぐっと印象が変わるものです。

僕らは、こうした印象を変えるトレーニングを、会社の「プレゼン研修」や「営業研修」なんかでよくやってるんですけど、

ちょっとノイズをなくすだけで、印象がガラッと変わることを保証します。

■人が話しているときも要注意

あ、それともう一つ!

注意してほしいのは、「他の人が話している時」。

この時も印象は発生しています。

でも多くの人がそのことに気づいていない。

複数の人数で面接している時、自分が話してない時があるでしょ?

その時、面接官は、話をしていない人も見てるんですよね。

ってか、目に入ってくるんですよ、話してない人の「ノイズ」が・・・。

他の人が話してる時に、目をそらしたり、手遊びしたりしてたら、いかにもつまんなそうに見えますよ。

え?そんなことしてないって?

いや、それがめっちゃしてるんですよ。

驚くぐらい・・・。

もう、この前、面接したあなた!もうノイズの塊でしたよ・笑。

目がこちらを向いてなくても、「視野」には入ってるので、結構、見えちゃってます。

というわけで、今日は面接時の「所作」について、お話させていただきました。

■社会人のあなたもです!

あ、ここまで読まれて、「学生は大変だなー」って思った社会人の皆さん。

あなたもです・笑!!

ビジネスの半分ぐらいは、他者との情報のやりとり、じゃないですか?

営業、プレゼン、指示伝達などなど。

こうした時に、自分の所作がどれだけ大きな影響を与えているかってことを理解しておかないと、もったいないと思いますよ。

■一番反省すべきは己自身?

あ、なんで、こんなことを長々と今日、皆さんにお伝えしようと思ったか、と言うと、実は、昨日、海外学生とスカイプ面接をやったんですね。

その時、「こいつ、話がつまんねーなー」って思ったやつがいたんですよ。

しかも話が長い・・・。早く終われよって思ったんです。

そしたらね、その会社の社長が、ものすごくつまんなそうな所作をしてたのが目に入ったんですよ。

そう、それが僕!

スカイプだから、自分が見えちゃうんですねー、リアルタイム動画で・・・。

なんてつまんなそうな顔をしてるんだってのが、目に入ったんですよ。

偉そうに、お前、つまんないよって顔をだしちゃってたんですよ。

あかんあかん・・・笑。

感じ悪いやんって・・・。

せっかく面接にきてくれてるのに、すげえ、偉そうで、感じ悪かったので、大きく反省しました。

というわけで、本日のまとめ。

一番見えていないのは、「自分」です!

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