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女性の力が地方を変える


今日は、石川県、小松市にやってきた。金沢はきたことがあったが、小松は初めて。

ここで、日本全国から高校生が集まって、アメリカの学生らと合宿をするという。そのイベントの基調講演を頼まれたのだ。

このイベントなかなかすごい。これが事前に頂いた参加者属性。

<参加者属性>

●高校生:60名

●大学生:40名

 ⇒東京大学

 ⇒東京大学大学院

 ⇒慶応大学

 ⇒金沢大学

 ⇒金沢工業大学

 ⇒金沢工業大学大学院

 ⇒一橋大学

 ⇒早稲田大学

 ⇒東京理科大

 ⇒国際基督教大学

 ⇒九州大学



●アメリカ大学生 13名

 ⇒プリンストン大学

 ⇒ハーバード大学

 ⇒デューク大学

 ⇒南カリフォルニア大学

 ⇒ウィリアムズ大学

 ⇒スワースモア大学

 ⇒スタンフォード大学

 ⇒イエール大学

ほんとにこんなに集まってるのかなーと思ってきてみたら、いやいや会場いっぱいに集まってた。

全国から集まった高校生もなかなか優秀で、英語も出来るし、しっかりと意見も言うことができる。会場も世界の小松製作所の立派な研修センターを使っている。

当然、市町村か、小松製作所あたりがこれをやってるんだろうと思ったら、そうではなかった。

「事務局ですか?私ともう一人の女性、二人だけでやってます。」

照れ笑いをしながら説明してくれたのが、代表の三井一恵さん。

カリスマティックで切れ味の鋭い・・・というタイプではない。どこにでもいそうな普通のお母さん。

以前、ホームスティに来てくれたハーバード大学の学生がたまたまテレビに出て、似たようなことをやっていた。それをみて、こういうのやりたかったのと、その場で彼に電話をして、「うちの町でもやりたいから手伝って!」と声をかけたことが始まりだという。

でもお金も場所もない。そこで町の有力者を巻き込もうと手書きの手紙を書いたという。お会いしたこともなかった。思いを伝えた。協力をしていただけることになった。そこからわらしべ長者のように、一人、二人と協力者を増やし、プロジェクトの形を作り上げていった。

うーん、素晴らしい。

思うんだけど、何か新しいことを始める時、女性がその活動の中心にいることって、とってもありだと思う。女性が動くと人が動く。

僕がここにきたのもそれが理由だったからかもしれない。

去年、東京でAL社が開いたセミナーに、光井さんが参加してくださった。セミナーが終わると同時にかけよってきて、

「先生、今日はとても素晴らしかったです。ですから是非、小松にもきていただきたいんです。」

唐突といえば唐突だが、全く厚かましく感じられなかった。素直に何か、ご協力して差し上げたいと思った。

これから、地方を変えていくのは女性なんじゃないかと思う。

特にNPO的なものであったり、いろんな属性の人をまとめていく時には女性の方がうまくいくんじゃないかと思う。

男性がリーダーになると、ボズサルのような振る舞いをする。

女性がリーダーになると、お母さんのような存在になる。

他山の石。僕も何かを動かす時、ボスザルだけではなく、母ザルになれる資質も身につけないと・・・。

講演が終わり、なんかせっかく来たのにこのまま帰るのはもったいないからと、こっそりと街中に抜け出した。こっそりというのは、そのあと、夕食に御誘いいただいていたのだが、まだ時間があったからちょっと町を見てみようと探索をしてみたのだ。

指が勝手に動いた。いつものようにトリップアドバイザーのレストランランキングがスマフォに表示された。

小松No,1の寿司屋がそんなに遠くないところにあることがわかった。

行ってみた。

回転寿司だった。

ちょっとテンションが下がった。

食べてみた。

なんと・・・。

めっちゃうまかった。

うまいじゃないか、小松!

ぐるぐる回っているのにめっちゃうまいとはどういうことだ?

この白エビ軍艦ってどうよ?

足が速くてなかなか東京のレストランにまで回らないと言われている白エビ。

白エビをたっぷりとのせた軍艦巻きのおいしいこと、おいしいこと・・・。

日本にはまだまだいいところがいっぱいある。

あかん、小松のファンになってしまったかもしれない。

きっとまた来ることになるだろう。

今度は「ニッポンの宝物」を探しに・・・。


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