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LOCAL CREATION

6次産業化研修
1〜3次事業者をコラボレーションさせ、新商品開発を支援
商品ブラッシュアップ
商品や商品のコンセプト、販促手法、ブランディングなどを個別コンサル
グランプリ開催
各地でグランプリを開催し、選ばれた商品の海外展開を支援
観光支援
観光ツアー企画、プロデュース・インバウンドマーケティング
販路拡大
ASEAN地域、米国などを含めた国内外への販路拡大を支援
WEBマーケティング支援
WEB、SNS上での情報発信支援、監修指導
プレスリリース
新聞やTV局を誘致し、マスメディアから情報発信支援
コミュニティ構築
商品、地域のファンコミュニティの構築
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Information

(上記、動画より文字起こし)

さてここからですね、私達アクティブラーニングが、国のプロジェクト、あるいは、地方の公的機関でお手伝いをしている内容についてお話をしていきたいと思います。地方創生という言葉が、最近あちこちで言われ始めています。内閣府が地方創生という言葉で、地域活性化を図ろうとしているからなんですね。私共はこの10年くらい、国のプロジェクト、あるいは地方の公的機関の依頼を受けまして、様々な地方活性化支援をしてきました。で、成功もしたけど失敗もいっぱいしました。地方活性化はなかなか思う通りにいかないんですね。でもそれは会社の改革でもいっしょ。失敗の数だけデータがそろってくる。それらを繰り返して初めて、地方改革の糸口が見えてきたわけです。そのおかげで、この5、6年で大変良い事例が出てくるようになりました。

大手企業での成功事例を

山口県の事業者に実施

今、僕が関わっている地方活性化のプロジェクトで一番うまくいってるのが「日本の宝物」というプロジェクトです。別名コラボネットワークと呼んでいます。私が山口大学の客員教授をやっていたとき、山大の依頼で、地方の事業者さん向けの講演会をやってほしいと言われたんですね。国立大学は、地方活性化の役割も担わなければならず、周辺の事業者さん向けに識者を呼んで講演とかよくやってるんですね。僕も全国で講演をやってるんですけれど、正直なことを言うと、1時間程度の講演を聴いても、すぐに地方が活性化するわけではない。有名人が来て、ちょこちょこっと話しをして活性化すれば楽なんですが、実際にはそんなにうまくいかない。活性化させるためには、恒常的な仕組みを作らないとだめなんですね。そこで山大に対して、せっかくやるんだったら、何か一歩進んだものをやりたいですねとご提案したんです。そのときちょうど、ある大企業で面白いことをやっていました。その大企業さんと、全然分野の違う大企業さんに20名ずつ社員さんを出して頂いて、「知的交配研修」というのをやったんです。お互いのリソースを出し合って、互いに何ができるかを考えましょうというものなんですね。で、数ヶ月、いっしょに共同研修をし、最後に社長さんの前でプレゼンをして、いいものであれば、お金と人をつけて実現に向けて動きだす、そういう研修なんです。これを複数の会社さんでやったんですが、うまくいったんです。つまり、異なった遺伝子を持つ人同士がうまく交配すると、新しいものが生まれやすくなるんです。そのためには、ファシリテーションがとても重要。ここでも何度か失敗しましたが、毎回毎回、やるたびに質が高くなっていき、企業様からご評価を頂くほどになっていったのです。

小さなことを少しでもやる

で、そうした「知的交配」の取り組みを是非地方でもやってみましょうと・・・。やり方としては、まず僕が講演をします。ハーバードで教えてた講師が来るとかいうと、結構な人数の人が集まってくださいます。その時、会場では4人から6人ぐらいでグループを作り座って頂きます。そのグループの作り方が重要なんです。1人は一次産業の人、農業とか漁業をやっている人に入って頂きます。2人めは加工業の人、二次産業ですね。そして最後は三次産業の人、これはサービス業の人ですね。お店を持っているとか、ホテルをやってますとか・・・。広告業とか、webのデザイナーさんとか、今風の仕事をやってる人も入るとなおよいですね。で、このグループでAL社のワークショップを受講していただくんですが、全国の地方のお手伝いをしているので、参加者が聞きたいような成功事例とか失敗事例とかいっぱいご紹介できるんですね。かつ地方だけでなくてね、海外でもお仕事させて頂いているので、実はここから地方であってもアジアを対象にしたビジネスができるようになるといったお話をするとみんなどんどんその気になってくるんですね。さらにアクティブお互いの業務内容やご性格もわかってきます。ラーニングの研修は全員参加型。講師の投げかけに応じて、グループ内でディスカッションをしていただきますので、研修の進行に合わせてどんどん会話が弾み、皆が親しくなっていきます。そしてある程度、つながりができてきたところで、せっかくだからグループメンバーの誰かと「三ヶ月以内」に何かできないかを考えてくださいと投げかけます。業務提携するとかいうと大げさでしょ?そうではなく、お互いの現場に足を踏み入れてみる、あるいは互いの商品をもちよってみる、それだけでも十分なんです。そこから実は新しい可能性が始まっていくのです。

研修後、3ヶ月でコラボ成立

例えば、トマトを作っていてそのトマトを持っていけばね、加工業者さんジュースくらい出来ます。絞ればいいだけですから。そのジュース作ってみましたよという体験だけでもいいんです。あるいは互いの事業所を訪問しあうだけでもいいでしょう。相手の職場にいくといろいろ学ぶことがありますからね。実際にあった話しなんですが、トマトを作っている農家さんとホテルの経営者が同じグループになりました。で、研修でもりあがり、最後に講師に言われるままに、3ヶ月以内でできることを考えることになりました。簡単ですが、トマトをホテルのレストランの料理長にもっていくことになったんですね。すると農家さんが面白いトマトをもってきた。赤いトマトだけではなく、緑のトマトや黒いトマト(どちらも食べられる)をもっていったんです。するとそのホテルの料理長さんがそれをみて、面白いと・・・。じゃあちょっとおしゃれなスプリングランチ出来そうですから、新メニュー考えましょうかとつながったんですね。で、この訪問をきっかけに実際のスプリングランチが販売されたんですが、それがけっこうおしゃれで、地元のOLさんらに売れたんですね。ただ訪問しあっただけなんですが、こうしたきっかけが、ある種の「イノベーション」を生み出すという手応えを感じ始めたのです。

意図的な組み合わせで、さらに質の高い「交配」をもたらす

ただ、問題も発生しました。組む相手のサイズが違いすぎると、そんなにうまくいかない時もあるんです。例えば片方が数億円ビジネススをやってて、片方が始めたばっかりでビジネスの体を成していなければ上手くいかないですよね。あるいは相性の問題もあります。やっぱり事業者さんって個性が強い方も多いですから、誰かれなく組み合わせればいいというわけでもないんですよね。山口でそんなことを思い始めたいたときに、高知市役所さんから依頼がありました。彼らも農工商連携をやっていて、我々が新しい取り組みで成果を上げているということを知り、高知でもやってほしいと・・・。それではと、「組みあわせ」をしっかりやりましょうとお願いしました。高知はすでに農工商連携をやっていたことも良かった。ですから最初からそれぞれの課を超えた地域住民を集めやすかったんですね。普通だと農林水産課は一次産業、商工課は二次産業と分かれているんですが、高知はそれを飛び越える人材を集めてくださったんです。そのおかげで配置する人材の組み合わせを計画的にできた。応募してくださった方のリストを見て、この人とこの人を組み合わせると面白いことが起きそうだ。この事業者さんに何かケミカル変化を起こしたいから、応募はしてないけど、あの事業者さんにも声をかけてみよう・・・そんな感じですね。この見えざる神の手による組み合わせが、実はとても大きな成果を生み出した。これだけで、山口の時よりはるかに効率よく新しいものが生み出されていきました。中にはちょっとこれ本当に面白いなと思うものもでてきたんです。参加した人たちからも、こんなの絶対自分たちでは思いつきませんでしたっていういわゆるイノベーションがおこり始めたんですね。

にっぽんの宝物を選出する、コラボグランプリ実施

これはすごいことを僕らは始めたかもしれないというふうに考えて、これをただの一過性のセミナーではなくて、年に一回やるグランプリにしましょうってことになったんです。で、グランプリで選ばれたものを「にっぽんの宝物」と称して、全国、そして世界にさえも販売していけたらいいなと・・・。2012年、高知で初めてのコラボグランプリを開催しました。各事業者さんによるコラボ商品を出してもらって、それを様々な専門家に審査して頂きました。東京からも呼びましたし、海外からも呼びました。やっぱりグランプリをすると、一位になった商品はすごくスポットライトがあたるんですね。まあそれがひとつのきっかけとなって、東京に進出したとか、あるいは販路が一気に拡大したとか・・・。これはすごくいいと。もう毎年やりましょうと・・・。グランプリはその後、山口にも逆輸入されて、下関でも実施されました。

グランプリ商品を海外展開

今、日本の1次産業が危ないと言われています。農業や漁業をやる人々がどんどん減っているんです。1次産業に限りません。地方の優れた技術をもった事業者さんも、時代の変化にあわせて新しい販売方法を考えたり、商品を刷新することはなかなかできることではありません。そこで、人材育成会社の我々が全国にプラットフォームを構築していき、うまく事業者と事業者を組み合わせ、事業者同士で学びあえるプラットフォームを作りたいと考えたのです。にっぽんの宝物のネットワークでは、アウトプットとフィードバックを重視しています。各事業者が自分の作品をアウトプットし、第三者からフィードバックをもらう機会を増やしていくのです。そして年に一度のグランプリ。各地域のグランプリは、実は事業者に仲間意識を持たせ、切磋琢磨しあうコミュニティを作る力を持っています。地域の優れた事業者が力をあわせ、時代にあわせた売れる商品を開発できるようになればどんなに素晴らしいでしょうか?アジア諸国では日本の高い品質に対して爆発的な需要が起きています。経済の発展で、本当に質の高いものを手に入れたいという人たちが増えているんですね。だから日本の本当にいいものを選び抜いて持っていけば、十分に通用するんです。で、我々のネットワークから生み出された「にっぽんの宝物」を、2014年からアジアで販売を開始しました。香港のすばらしい方と組んで、販売をして頂いているのですが、これが大好評。毎日、もう長蛇の列ができるぐらい売れているんですね。そのお店に限らず、今、アジア各国、そしてアメリカやヨーロッパからも日本の良いものを持ってきてほしいと言われており、本当にすごい可能性が広がってきているんです。ただ、現地とのつながりもなくそのまま商品を持っていってもなかなか売れません。海外と日本のキーパーソンをコラボレーションさせる必要があります。そうしたお手伝いをし、日本の地方を活性化させるネットワークを作り上げていくことが、我々の役割なのです。

日本全国10箇所で実施

それぞれの良いものを海外へ

山口、高知と続いた「にっぽんの宝物」を育てていくネットワークは、その後、様々なところに広がっていきました。これまでに、北海道、千葉、山梨、京都、徳島、愛媛、沖縄で実施しました。今年は10箇所を超える地域で、コラボを実施することが可能になりそうです。既に先頭を走る高知は日本の中でも有数の食の台所と言ってもいい素晴らしい地域です。しかし世界を相手に戦うためには、高知だけでは商品数がたりません。良いものは数が少ない。それなら、全国をつなげ、ニッポンブランドで売り込んでいくべきなのです。山梨には素晴らしいぶどうがあります。桃があります。千葉では美味しいびわがあるんですね。宮崎や鹿児島に行くとすごく美味しいお肉がある。そういうものをうまく使って、海外に持っていく。もちろん食だけではありません。工芸品であったり、ホテルなどのサービス産業でもいいと思うんですね。海外に売り込むだけではありません。そこでできたネットワークを使い、インバウンドで日本に連れてくるということも既に支援を始めています。この「にっぽんの宝物」のネットワークを全国的ににつなげ、広げていこうといううことを、今、一生懸命やっているのです。

地方事業者を育てる

新しい流通を作る

成功と失敗を繰り返した10年

(上記、動画より文字起こし)

さてここからですね、私達アクティブラーニングが、国のプロジェクト、あるいは、地方の公的機関でお手伝いをしている内容についてお話をしていきたいと思います。地方創生という言葉が、最近あちこちで言われ始めています。内閣府が地方創生という言葉で、地域活性化を図ろうとしているからなんですね。私共はこの10年くらい、国のプロジェクト、あるいは地方の公的機関の依頼を受けまして、様々な地方活性化支援をしてきました。で、成功もしたけど失敗もいっぱいしました。地方活性化はなかなか思う通りにいかないんですね。でもそれは会社の改革でもいっしょ。失敗の数だけデータがそろってくる。それらを繰り返して初めて、地方改革の糸口が見えてきたわけです。そのおかげで、この5、6年で大変良い事例が出てくるようになりました。

大手企業での成功事例を

山口県の事業者に実施

今、僕が関わっている地方活性化のプロジェクトで一番うまくいってるのが「日本の宝物」というプロジェクトです。別名コラボネットワークと呼んでいます。私が山口大学の客員教授をやっていたとき、山大の依頼で、地方の事業者さん向けの講演会をやってほしいと言われたんですね。国立大学は、地方活性化の役割も担わなければならず、周辺の事業者さん向けに識者を呼んで講演とかよくやってるんですね。僕も全国で講演をやってるんですけれど、正直なことを言うと、1時間程度の講演を聴いても、すぐに地方が活性化するわけではない。有名人が来て、ちょこちょこっと話しをして活性化すれば楽なんですが、実際にはそんなにうまくいかない。活性化させるためには、恒常的な仕組みを作らないとだめなんですね。そこで山大に対して、せっかくやるんだったら、何か一歩進んだものをやりたいですねとご提案したんです。そのときちょうど、ある大企業で面白いことをやっていました。その大企業さんと、全然分野の違う大企業さんに20名ずつ社員さんを出して頂いて、「知的交配研修」というのをやったんです。お互いのリソースを出し合って、互いに何ができるかを考えましょうというものなんですね。で、数ヶ月、いっしょに共同研修をし、最後に社長さんの前でプレゼンをして、いいものであれば、お金と人をつけて実現に向けて動きだす、そういう研修なんです。これを複数の会社さんでやったんですが、うまくいったんです。つまり、異なった遺伝子を持つ人同士がうまく交配すると、新しいものが生まれやすくなるんです。そのためには、ファシリテーションがとても重要。ここでも何度か失敗しましたが、毎回毎回、やるたびに質が高くなっていき、企業様からご評価を頂くほどになっていったのです。

小さなことを少しでもやる

で、そうした「知的交配」の取り組みを是非地方でもやってみましょうと・・・。やり方としては、まず僕が講演をします。ハーバードで教えてた講師が来るとかいうと、結構な人数の人が集まってくださいます。その時、会場では4人から6人ぐらいでグループを作り座って頂きます。そのグループの作り方が重要なんです。1人は一次産業の人、農業とか漁業をやっている人に入って頂きます。2人めは加工業の人、二次産業ですね。そして最後は三次産業の人、これはサービス業の人ですね。お店を持っているとか、ホテルをやってますとか・・・。広告業とか、webのデザイナーさんとか、今風の仕事をやってる人も入るとなおよいですね。で、このグループでAL社のワークショップを受講していただくんですが、全国の地方のお手伝いをしているので、参加者が聞きたいような成功事例とか失敗事例とかいっぱいご紹介できるんですね。かつ地方だけでなくてね、海外でもお仕事させて頂いているので、実はここから地方であってもアジアを対象にしたビジネスができるようになるといったお話をするとみんなどんどんその気になってくるんですね。さらにアクティブお互いの業務内容やご性格もわかってきます。ラーニングの研修は全員参加型。講師の投げかけに応じて、グループ内でディスカッションをしていただきますので、研修の進行に合わせてどんどん会話が弾み、皆が親しくなっていきます。そしてある程度、つながりができてきたところで、せっかくだからグループメンバーの誰かと「三ヶ月以内」に何かできないかを考えてくださいと投げかけます。業務提携するとかいうと大げさでしょ?そうではなく、お互いの現場に足を踏み入れてみる、あるいは互いの商品をもちよってみる、それだけでも十分なんです。そこから実は新しい可能性が始まっていくのです。

研修後、3ヶ月でコラボ成立

例えば、トマトを作っていてそのトマトを持っていけばね、加工業者さんジュースくらい出来ます。絞ればいいだけですから。そのジュース作ってみましたよという体験だけでもいいんです。あるいは互いの事業所を訪問しあうだけでもいいでしょう。相手の職場にいくといろいろ学ぶことがありますからね。実際にあった話しなんですが、トマトを作っている農家さんとホテルの経営者が同じグループになりました。で、研修でもりあがり、最後に講師に言われるままに、3ヶ月以内でできることを考えることになりました。簡単ですが、トマトをホテルのレストランの料理長にもっていくことになったんですね。すると農家さんが面白いトマトをもってきた。赤いトマトだけではなく、緑のトマトや黒いトマト(どちらも食べられる)をもっていったんです。するとそのホテルの料理長さんがそれをみて、面白いと・・・。じゃあちょっとおしゃれなスプリングランチ出来そうですから、新メニュー考えましょうかとつながったんですね。で、この訪問をきっかけに実際のスプリングランチが販売されたんですが、それがけっこうおしゃれで、地元のOLさんらに売れたんですね。ただ訪問しあっただけなんですが、こうしたきっかけが、ある種の「イノベーション」を生み出すという手応えを感じ始めたのです。

意図的な組み合わせで、さらに質の高い「交配」をもたらす

ただ、問題も発生しました。組む相手のサイズが違いすぎると、そんなにうまくいかない時もあるんです。例えば片方が数億円ビジネススをやってて、片方が始めたばっかりでビジネスの体を成していなければ上手くいかないですよね。あるいは相性の問題もあります。やっぱり事業者さんって個性が強い方も多いですから、誰かれなく組み合わせればいいというわけでもないんですよね。山口でそんなことを思い始めたいたときに、高知市役所さんから依頼がありました。彼らも農工商連携をやっていて、我々が新しい取り組みで成果を上げているということを知り、高知でもやってほしいと・・・。それではと、「組みあわせ」をしっかりやりましょうとお願いしました。高知はすでに農工商連携をやっていたことも良かった。ですから最初からそれぞれの課を超えた地域住民を集めやすかったんですね。普通だと農林水産課は一次産業、商工課は二次産業と分かれているんですが、高知はそれを飛び越える人材を集めてくださったんです。そのおかげで配置する人材の組み合わせを計画的にできた。応募してくださった方のリストを見て、この人とこの人を組み合わせると面白いことが起きそうだ。この事業者さんに何かケミカル変化を起こしたいから、応募はしてないけど、あの事業者さんにも声をかけてみよう・・・そんな感じですね。この見えざる神の手による組み合わせが、実はとても大きな成果を生み出した。これだけで、山口の時よりはるかに効率よく新しいものが生み出されていきました。中にはちょっとこれ本当に面白いなと思うものもでてきたんです。参加した人たちからも、こんなの絶対自分たちでは思いつきませんでしたっていういわゆるイノベーションがおこり始めたんですね。

にっぽんの宝物を選出する、コラボグランプリ実施

これはすごいことを僕らは始めたかもしれないというふうに考えて、これをただの一過性のセミナーではなくて、年に一回やるグランプリにしましょうってことになったんです。で、グランプリで選ばれたものを「にっぽんの宝物」と称して、全国、そして世界にさえも販売していけたらいいなと・・・。2012年、高知で初めてのコラボグランプリを開催しました。各事業者さんによるコラボ商品を出してもらって、それを様々な専門家に審査して頂きました。東京からも呼びましたし、海外からも呼びました。やっぱりグランプリをすると、一位になった商品はすごくスポットライトがあたるんですね。まあそれがひとつのきっかけとなって、東京に進出したとか、あるいは販路が一気に拡大したとか・・・。これはすごくいいと。もう毎年やりましょうと・・・。グランプリはその後、山口にも逆輸入されて、下関でも実施されました。

グランプリ商品を海外展開

今、日本の1次産業が危ないと言われています。農業や漁業をやる人々がどんどん減っているんです。1次産業に限りません。地方の優れた技術をもった事業者さんも、時代の変化にあわせて新しい販売方法を考えたり、商品を刷新することはなかなかできることではありません。そこで、人材育成会社の我々が全国にプラットフォームを構築していき、うまく事業者と事業者を組み合わせ、事業者同士で学びあえるプラットフォームを作りたいと考えたのです。にっぽんの宝物のネットワークでは、アウトプットとフィードバックを重視しています。各事業者が自分の作品をアウトプットし、第三者からフィードバックをもらう機会を増やしていくのです。そして年に一度のグランプリ。各地域のグランプリは、実は事業者に仲間意識を持たせ、切磋琢磨しあうコミュニティを作る力を持っています。地域の優れた事業者が力をあわせ、時代にあわせた売れる商品を開発できるようになればどんなに素晴らしいでしょうか?アジア諸国では日本の高い品質に対して爆発的な需要が起きています。経済の発展で、本当に質の高いものを手に入れたいという人たちが増えているんですね。だから日本の本当にいいものを選び抜いて持っていけば、十分に通用するんです。で、我々のネットワークから生み出された「にっぽんの宝物」を、2014年からアジアで販売を開始しました。香港のすばらしい方と組んで、販売をして頂いているのですが、これが大好評。毎日、もう長蛇の列ができるぐらい売れているんですね。そのお店に限らず、今、アジア各国、そしてアメリカやヨーロッパからも日本の良いものを持ってきてほしいと言われており、本当にすごい可能性が広がってきているんです。ただ、現地とのつながりもなくそのまま商品を持っていってもなかなか売れません。海外と日本のキーパーソンをコラボレーションさせる必要があります。そうしたお手伝いをし、日本の地方を活性化させるネットワークを作り上げていくことが、我々の役割なのです。

日本全国10箇所で実施

それぞれの良いものを海外へ

山口、高知と続いた「にっぽんの宝物」を育てていくネットワークは、その後、様々なところに広がっていきました。これまでに、北海道、千葉、山梨、京都、徳島、愛媛、沖縄で実施しました。今年は10箇所を超える地域で、コラボを実施することが可能になりそうです。既に先頭を走る高知は日本の中でも有数の食の台所と言ってもいい素晴らしい地域です。しかし世界を相手に戦うためには、高知だけでは商品数がたりません。良いものは数が少ない。それなら、全国をつなげ、ニッポンブランドで売り込んでいくべきなのです。山梨には素晴らしいぶどうがあります。桃があります。千葉では美味しいびわがあるんですね。宮崎や鹿児島に行くとすごく美味しいお肉がある。そういうものをうまく使って、海外に持っていく。もちろん食だけではありません。工芸品であったり、ホテルなどのサービス産業でもいいと思うんですね。海外に売り込むだけではありません。そこでできたネットワークを使い、インバウンドで日本に連れてくるということも既に支援を始めています。この「にっぽんの宝物」のネットワークを全国的ににつなげ、広げていこうといううことを、今、一生懸命やっているのです。

地方事業者を育てる

新しい流通を作る

最終的には、新しい流通を作れるほどになればと思っています。本当に質のいいものが日本にたくさんある。しかし、良いもの、こだわりのあるものであればあるほど、大きな流通には乗りにくいんですね。これがもったいない。小ロットで、本当に良いものを作っている方々が、あまり売上が上がっていない。結果、高齢化した事業者が、事業そのものを辞めてしまうということがあちこちで起こり始めているのです。我々はいいものを小ロットでも集めて、「にっぽんの宝物」として販売していく流通を作りたいと考えています。いろんな場所から集めてくることで、流通そのものは途絶えることがない。そんな流通が出来上がれば、ニッポンの宝物を次世代に残していくことができるのではないでしょうか?

全国の事業者のみなさん、地方自治体の皆さん、是非、我々といっしょにニッポンの宝物を守り育てていきましょう。地域活性化に新しい取組をしたいという方、是非、我々までお声がけください。

 

羽根拓也 (株式会社アクティブラーニング代表)

注)上記、文章は動画の会話から書き起こし、さらに一部、加筆されています。