■日本にトビタテ
シャングリラホテルの総料理長、ボビーさんと、同じくシャングリラホテルで日本食担当Takuma Sekiさんが来日。
80名ものシェフを抱える、セントーサ島にあるシャングリラホテルの頂点に立つ、マレーシア国籍のボビーさん。両親はインド国籍。
そんなダイバーシティの塊であるボビーさん。シンガポールの料理大会で、トップクラスの成績を収めたことで、シンガポール政府から資金的援助を受け、海外の料理を学びに行くことになった。
そんなことをするシンガポール政府もすごい。
シンガポール版、「トビタテプロジェクト」ということになる。
学生ではなく、その道の一流の人にそんな経験を与えるというのもとても意味があると思う。
さすがはシンガポール。
アジアはもとより、ヨーロッパの大会でも輝かしい成果を残しているボビーさんが選んだ国は日本。
嬉しいじゃないですか!
にっぽんの宝物プロジェクトで関係のある我々に、そんなボビーさんの日本での修行先を探してもらえないかと依頼が来た。
それは簡単なようでなかなか難しい。ボビーさんのレベルが高い分、生半可なレストランでは満足して頂けないかもしれない。
そこで助け舟を出してもらうことにした。
にっぽんの宝物の全国大会で、審査員を務めて頂いた、楠本 修二郎さんにお願いしたのだ。
するの、なんと、京都の嵐山吉兆に修行させていただけることになった。
日本のトップオブザトップである。
さすがは楠本さん。
総料理長もとても喜んでくださった。
シンガポールのトップと日本料理のトップ。これをつなげることができただけでもどんな化学反応が起きるのか、楽しみで仕方ない。
ガイアの夜明けあたりに是非、取材して頂きたい内容だ。
■日本食の新たなステージへ
二人は、シンガポールから今朝、到着したばかりだ。
お疲れかと思ったが、少しでもたくさんいろんなものを見たいとおっしゃったので、それではと、1日かけて、あちこち連れ回させてもらった。
ギンザシックス、三越、築地、そして増上寺・・・。
最後は近大レストラン。
近大といえば、世界で初の養殖マグロの養殖に成功した大学。この養殖マグロがなかなかどうしてうまいのだ。
「羽根さんだから正直に言います。私は実は刺身をあまり好きではなかったんです。でも、ここに来て、本当に美味しい魚を食べることができ、なぜ多くの人が刺身を食べたがるのかよくわかりました。」
彼らが本当に日本を大好きになって帰ってくれたらこれほど嬉しいことはない。
これから、ボビーさんや堰さんに協力してもらって、世界中に、食の新しいネットワークを構築していきたいと思っている。
日本食の全く新しいステージがこの後すぐにやってくる。
そんなことが実現できるときに、自分が日本の食に関われていることが嬉しくて仕方がない。
彼らが、全面協力してくれる「にっぽんの宝物・世界大会」はいよいよ10月6日だ。
日本の宝物グランプリ、地方大会は、下記の通りです。
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【にっぽんの宝物・グランプリ情報】
<世界大会> 10/06 世界大会・シンガポポール
<地方大会> 10/20 熊本グランプリ 10/21 長崎・島原グランプリ 10/22 宮崎グランプリ 10/27 沖縄グランプリ 11/03 高知グランプリ 11/19 宮崎・日向グランプリ 11/25 沖縄・宮古島グランプリ 02/04 千葉県・南房総グランプリ
グランプリは、どなた様も見学参加、ボランティア参加が可能です。我々と一緒に、にっぽんの宝物を守り、育てませんか?
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