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TAKUYA HANE

次世代教育|感動とメッセージを伝える


■能動性の喚起

今日、僕は日本の教育史に残ることを実行できたと思う。

次世代型アクティブラーニングだ。

自分で言うのはおこがましくて恐縮なんですけど、それを承知で、是非、皆さんにもその体験と僕の喜びを共有させて頂きたい。

これまでの教育は、先生が教えるものだった。そこにアクティブラーニングというものが現れた。しかし、能動性を喚起させるには高度な技術がいる。

言うは易しで、そんなに簡単にアクティブラーニング(能動学習)という現象が起きるわけではない。

真のアクティブラーニングを実践させるためには、教師サイドに高度なデリバリーの技術がいる。これを鍛えるためには何年にもわたる鍛錬がいる。

ただいくら時間をかけても限界というものがある。

それは、「言葉」の問題だ。現代教育は「言葉」を媒介にしており、人から人への説明を通して、意味や意義を理解させている。ということは、言葉を超えた理解は決して生まれないということだ。

これが何故問題かというと、誰もこのことが問題だと気づいてないからである。

わかりやすく言おう。

言葉は物事を説明するのに適している。しかし人の心を動かすの適しているわけではない。

学校の先生が理科の時間に、言語だけで理科を説明しても、その面白さを伝えることはなかなか難しい。

実際、一生懸命説明しても、クラスの中の誰も興味を持っていないという教師がいる。

先生には気の毒だが、いくら頑張ってもその時間は先生にとっても学生にとっても苦行にしか過ぎない。

皆さんもそんな先生に習ったことがあるはずだ。

僕はそれが先生のせいだけだとは思えない。むしろ言語だけで学生の気持ちを動かすことを期待している学校教育の仕組みに疑問を感じる。

いっそのこと、人を惹きつけることができる人の力を借りた方がいいんじゃないか?

先日、素晴らしいテノール歌手の歌声を聴いた。聞くだけで鳥肌が立つような歌声だった。歌詞はイタリア語なので何を言ってるかはわからない。しかし、歌声はユニバーサル。老いも若きも日本人も外国人も、会場にいた全ての人の心を鷲掴みにしていた。

パフォーマーにはそうした力がある。

僕はこうしたパフォーマーの力を教育に使えないかとずっと思っていたのだ。

■心をつかむ教育

そして本日、映画監督の古新さん、ヒューマンビートボックス日本一位Beatbox Tatsuyaさんと一緒に茨城県の牛久高校に行ってきた。

会場は、この「牛久アクティブラーニングフォーラム」を聞きにくれた学生、教員、父兄さん、教育委員会関係者などなど・・・。

僕がまず、アカデミックにこれからの世の中に起きることを話す。

そのあと古新さん、そしてタツヤさんがそれぞれの力を使って会場の全員が参加型のレクチャーをする。

今日、特に僕が期待していたのはタツヤさん。ヒューマンビートボックス日本一位四回の実力は、伊達ではない。絶対に若者の心をつかめるはず。

ただし、タツヤさんがただパフォーマンスをするだけならそれは教育ではない。ただの鑑賞だ。

そういうものはこれまでにもあった。

僕がやりたかったのは、最高峰のパフォーマーと教育の融合だ。

パフォーマーの力を借りて感動を引き出し、その上で僕ら教育の専門家が教育上の設計をしっかりと行う。

そして受講した学生に計算通りの結果を与える。しかもこれまでの教室では与えられなかったような結果を与える。

それが僕が考える次世代型アクティブラーニングだ。

結果は予想通りであった。いや、予想以上であったかもしれない。

会場は大いに盛り上がり、真の感動と、真の「メッセージ」を伝えられたんじゃないかと思う。

しかしやってみたこともたくさんある。まだまだ改良できることもよくわかった。

そしてこれなら、1万人でも2万人でもできる。早速、来年、そんな「次世代アクティブラーニング」を是非、企画しましょうと、タツヤさんや複数の校長先生と話し合った。

是非是非ということになった。

日本の教育も世界の教育もまだまだ変えられる。そのために新しいページが開けられたことに大満足であった。

この機会をくださった、牛久高校の先生方、そして並木高校の中島校長、そして僕のプロデュースにつきあってくださった古新さん、タツヤさんに心から感謝を申し上げたい。

頑張ろう♪

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