■学校教育の先に
今年のスラッシュは、ほんとに学生中心で運営がされた。かなり、フィンランドの助けも得ているが、イベントとして成立しているので、十分素晴らしい成果を残していると思う。
目を腫らしてる子、ものすごくしんどそうな子もいたけど、大枠、みんな楽しそうやっていた。特に中心メンバーが明るい顔をしていたのはたくましかった。
「ハプニングですか?毎日です。もう慣れました。」
とは、昨年から学生リーダーをやってくれている田口君。にっこり笑いながらこう言い切ってくれたのを見て、今年のスラッシュは成功だと思った。
こういう機会をなぜ日本の教育は与えられていないのだろう?
寝食を忘れて打ち込んで、限界を超えるような体験を通して、人は学ぶ。
学校教育という器ではなかなかそういうことができない。知識を得ることはそれはそれで重要なので、学校教育と並行して、こうした場を公式に与えていくことができないだろうか?
デジタルハリウッド大学では、Slushの参加は公欠扱いとなる。さすがである。
今回も大学の幹部ミィーティングを中止して、「いい刺激をここで得られるに違いない」と学長、その他の幹部人材みなが、こちらにきているのだという。
そんな学校がもっともっとでてきたらなと思う。
教育は再発明されるべき時期に来ている。